肩こりを根本的に解消するための方法について
肩こりの原因を理解する
姿勢の悪さ(猫背、反り腰、前傾姿勢など): これらの姿勢は、肩や首への負担を増大させ、筋肉の緊張や血行不良を引き起こします。
特に、顎が突き出した状態や背中が丸まった猫背姿勢では、背筋が緊張し、首の筋肉が硬直して血行が悪くなります。
また、リンパの滞りによる顔のむくみやたるみも生じることがあります。
反り腰では腰への負担だけでなく、骨盤の歪みや股関節痛も引き起こしやすくなります 。
さらに、胸を張りすぎる姿勢は肩甲骨を背骨に引き寄せ、背中の凝りや首の疲れへとつながる可能性があります。
複合的な猫背と反り腰の人は、特に女性に多く、腰の柔軟性と胸を閉じて肩が内側に入る傾向から腰痛、肩こり、首のこりといった諸症状が出やすいです。
運動不足: 筋肉の筋力低下による姿勢の悪化や、血行促進の不足によって肩こりが悪化します。
筋トレで肩の筋力を上げると、肩の負担を軽減し疲労物質の排出を促進、肩こりの予防につながります。
例えば、軽い重りのついた手提げ袋を使った簡単な筋トレが効果的です。
歩く際には、腕を大きく振ることで肩の筋肉もほぐせます。
屈伸運動でも、膝を伸ばす際に両手を上や前、横に伸ばす動作で効果が期待できます。
長時間同じ姿勢: パソコンやスマートフォンの使用、デスクワークなど、同じ姿勢を長時間続けた場合、首や肩の筋肉が緊張し、血行不良を招きます。
画面を目線の高さに合わせ、肩や首に力が入らないように工夫することが重要です。
ストレス: 精神的な緊張は自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張を招き、肩こりを発生させやすくなります。
肩こりはストレスの一因とも考えられており、適度な運動は気分転換になり、ストレス解消に役立ちます。
冷え: 寒さによる身体の冷えは血行不良を引き起こし、筋肉や関節をこり固まらせます。
冬場だけでなく、夏の冷房も冷えの原因になり得ます。
筋肉の収縮により更に緊張が高まり、結果として肩こりにつながります。
首の形状(ストレートネック): パソコンやスマートフォンの使用による前傾姿勢は、頸椎の自然なカーブ(前弯)をまっすぐにしたり、逆に反らしたり(後弯)することがあります。
すると、頭の重さを支える首の筋肉に大きな負担がかかり、肩や首の痛みにつながります。(例:首を30度前傾させると頭の重さの約3倍、60度では約4倍の負担が掛かります)。
鎖骨の位置: なで肩などにより鎖骨が水平に下がると、肩甲骨も下がり、首周辺の筋肉が引っ張られて緊張し、肩こりの原因となる可能性があります。
栄養不足: 肩こりの改善が難航する場合、栄養不足が原因である可能性があります。
特定の栄養素の欠乏は肩こりをもたらすメカニズムに関与しており、食生活の見直しも重要です。
肩こり解消のための具体的な方法:
肩甲骨ストレッチ: 肩甲骨周辺の筋肉のストレッチは肩こりの解消に効果的です。
肩甲骨は肋骨の上を滑るように動く構造ですが、長時間同じ姿勢を続けると動きが悪くなり、周辺の筋肉の血行が悪くなって硬くなりやすくなります 。
ストレッチで肩甲骨の動きを良くすることで、「肩甲挙筋」や「菱形筋」といった深部の筋肉をほぐし、肩こりを改善できます。
壁を使って肩甲骨の可動域をチェックする簡単な方法もあります。
姿勢改善: 正しい姿勢(外くるぶし→膝横→大転子→肩→耳が一直線)を意識することで、肩や首への負担を軽減できます。
肩や首を意識的にリラックスさせる簡単な体操(肩をすぼめて息を吸い、吐き出す動作を繰り返す)も効果的です。
マッサージ(筋膜リリース): 肩の筋肉を直接ほぐして血行を促進させる方法で、特に痛みが伴う肩こりに効果があります。
ただし、強く揉みすぎると筋肉を痛める可能性があり注意が必要です。
筋膜マッサージでは肩甲骨を意識したアプローチが重要です。
ポカポカと温まる効果をねらった筋膜マッサージは肩揉みでは届かない深部の筋肉にアプローチでき、血行を促進に効果を発揮します。
温熱療法: ホットパックや入浴など、患部を温めることで血行促進、疲労回復が見込めます。
ぬるめ(38~40℃)のお湯に10~15分入浴すると全身の血行改善に繋がるでしょう。
アロマオイルなどを使用すればリラックス効果も期待できます。
運動療法: 全身運動や首周りの運動により血行改善、気分転換、ストレス解消の効果があります。
心拍数を適度に上げ、血行を促進させることで筋肉の緊張が和らぎます。
ツボ押し: 肩こりに効くツボを刺激することで、血行促進と筋肉の緊張緩和が期待できます。
ストレッチ: 首や肩の筋肉を伸ばす様々なストレッチが有効です。
例えば、「キャットアンドカウ」のような背骨を動かすストレッチは自律神経の調整と血流促進に効果があり、猫背改善にも繋がります。
その他にも、僧帽筋や頭板状筋などの筋肉を意識したストレッチも有効です。
薬物療法: 症状が強い場合は、湿布薬や消炎剤などを用いることで痛みの軽減が図られます。
使用する際には、痛みの出る筋肉を特定し、その部位に適切に使用することが重要です。
日常生活の工夫: 肩や首の筋肉の緊張を避け、血行を促進しやすい生活習慣を心がけることが重要です。
一時的な解消法(マッサージ、湿布、鍼灸など)だけでは根本的な改善にはならず、「肩こり体質」の改善には、持続的な心がけと日々の工夫が欠かせません。
免責事項: 本情報は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療的なアドバイスではありません。肩こりに悩まれている場合は、必ず医師または専門家にご相談ください。 適切な診断と治療を受けることが重要です。
徳力整体院の肩こり解消法
徳力整体院では肩こりの施術を行う時に、筋肉だけを対象とした施術ではありません。
肩こりと言うと、ほとんどの施術院が、筋肉を中心として解消していきますが、その方法として筋肉を揉んだり、マッサージしたり、低周波に代表される電器や機械任せにしたりすることをしています。
しかし、当院の院長である私は30年の経験から肩こりは筋肉だけでは起きていない………ことがわかっていますが、筋肉を揉んだり、マッサージしたり、電器をかけると、圧力が低くなり、肩こりを中途半端に軽くしてしまいます。
当院も筋肉から揉んでいきますが、それは、その先にあることを検査しやすくするためです。
筋肉を揉んで楽にしたあとの方が肩こりの原因です。
あとの結果的に筋肉のコリとして起きているだけです。
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所在地:北九州市小倉南区守恒本町2-2-10-2階
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