生理痛とは、生理前から生理中にかけて、下腹部や腰に痛みが生じる状態を指します。北九州市小倉南区
🌸 生理痛の基礎知識
多くの場合、腹痛だけでなく、頭痛、腰痛、吐き気、めまい、下痢などの症状を伴うこともあります。
女性の約8割が生理痛を経験すると言われており、多くの女性がつらい生理痛に悩まされています。
生理痛の原因
生理痛の主な原因は、子宮内膜から分泌される「プロスタグランジン」という物質です。
子宮は、不要になった子宮内膜を経血として体外に排出するために収縮します。
この収縮を促すのがプロスタグランジンですが、分泌量が過剰になると子宮が強く収縮しすぎ、痛みとして感じられます。
また、プロスタグランジンは子宮だけでなく、胃腸の平滑筋にも作用するため、分泌量が多いと下痢や吐き気を引き起こすことがあります。
骨盤内のうっ血や冷え、ストレス、ホルモンバランスの乱れなども生理痛を悪化させる要因となります。
月経困難症とは
日常生活に支障をきたすほどのひどい生理痛は、「月経困難症」という病気と診断されることがあります。
月経困難症には大きく分けて2つのタイプがあります。
機能性月経困難症 身体に特定の病変(疾患)がなく、プロスタグランジンの過剰分泌などによって引き起こされるものです。
思春期の女性に多く見られます。
器質性月経困難症 子宮内膜症や子宮筋腫など、特定の病気が原因で起こる月経困難症です。
2020年からは「婦人科特定疾患」に指定されており、治療管理料が設定されています。
生理痛の感じ方や程度は人によって大きく異なり、同じ人でも生理周期によって変化することもあります。
痛みがひどい場合は我慢せず、婦人科で相談することが大切です。
💊 生理痛の治療と緩和策
生理痛は、正しい知識と対処法を知ることでコントロールできる痛みです。
病院での治療法
痛みがひどい場合や市販薬で改善しない場合は、婦人科を受診しましょう。
鎮痛剤の服用 プロスタグランジンの生成を抑える非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)が一般的です。
痛みが始まる前や軽いうちに服用するとより効果的です。
低用量ピル(LEP) 排卵を抑制し、子宮内膜が厚くなるのを抑えることで、経血量を減らし生理痛を緩和します。
月経困難症の治療薬として用いられ、保険適用となる場合もあります。
黄体ホルモン製剤 子宮内膜の増殖を抑え、経血量を減らすことで生理痛を緩和します。
低用量ピルが適応できない場合などに用いられます。
漢方薬 血行促進や体内の水分バランスを整えることで体質改善を促し、生理痛を緩和します。
体質や症状に合わせて様々な種類があります。
子宮内黄体ホルモン放出システム(IUS) 子宮内に装着するお薬で、黄体ホルモンをゆっくり放出し、生理痛や経血量の減少に効果が期待できます。
セルフケアで生理痛を和らげる
薬以外にも、日常生活でできる緩和策があります。
体を温める 腹巻きやカイロでお腹や腰を温めると、血行が促進され痛みが和らぎます。
温かい飲み物を摂ることも効果的です。
ツボを刺激する 生理痛に効果が期待できるツボとして、三陰交(さんいんこう)、関元(かんげん)、腎兪(じんゆ)、合谷(ごうこく)、気海(きかい)などがあります。
気持ち良いと感じる範囲で適度に刺激しましょう。
リラックスする ストレスは生理痛を悪化させる要因となるため、アロマテラピーやハーブティー、軽いストレッチなどで心身をリラックスさせることが大切です。
規則正しい生活 ホルモンバランスは生活リズムの乱れに影響されるため、十分な睡眠と規則正しい生活を心がけましょう。
適度な運動 血行促進に繋がり、生理痛の緩和が期待できます。
無理のない範囲でウォーキングやストレッチを取り入れると良いでしょう。
食事の工夫 体を冷やさないように温かい食事を摂り、体を温める効果のあるショウガなどを取り入れるのもおすすめです。
砂糖や脂肪分の多い食品は控えるのが望ましいとされています。
痛みを和らげる姿勢 背中を丸めぎみにしたり、お腹や腰を温める姿勢をとったりすることで痛みが軽減されることがあります。
❓ 生理痛に関するよくあるご質問
徳力整体院の質疑応答
Q1: 生理痛はどれくらいまでなら我慢しても大丈夫ですか?
A1: 生理痛のつらさは個人差が大きいため一概には言えませんが、日常生活に支障が出るほどであれば我慢せずに医療機関を受診することをおすすめします。
寝込んでしまう、仕事や学校を休んでしまうなどの場合は、病気が隠れている可能性もあります。
Q2: 漢方薬はどのような生理痛に効果がありますか?
A2: 漢方薬は、血行を促進したり体内の水分バランスを整えたりして、体質改善を促します。
冷えが原因の生理痛や、精神的な不調を伴う生理痛など、個人の体質や症状に合わせて「桃核承気湯」「桂枝茯苓丸」「当帰芍薬散」「加味逍遙散」などが処方されることがあります。
Q3: 生理痛の予防にはどのようなことができますか?
A3: 生理痛の予防には、普段からの生活習慣が大切です。
規則正しい生活、体を冷やさない工夫、適度な運動、バランスの取れた食生活、ストレスをためないことなどが挙げられます。
自身の生理周期を把握し、事前に準備をしておくことも重要です。