北九州市小倉南区で腰痛・腰の痛みを根本改善するための専門ブログ。
徳力整体院では筋肉を揉むマッサージもなく例周波に代表される電器をかけて刺激して楽にすることはしていません。
しっかりと体の状態を検査することからしていますが、体の状態を検査することが、一番、難しいんことです。
服の上から腰部を見ても、手で触っても、体のことはわかるものではありません。
腰痛や腰の痛みは「症状」であって本当の原因ではない
腰痛や腰の痛みを抱える人は、年齢や職業に関わらずとても多く、多くの方が長期間その悩みを抱えています。
しかし、腰の痛みが起きる仕組みは一般的に誤解されており、「腰が痛い=腰が悪い」という単純な構造ではありません。
腰の痛みは、体全体のバランスの崩れや、長年蓄積した疲労、そして回復できない状態に陥った身体の働きの弱りによって現れる“結果”です。
つまり、腰が痛むとき、腰だけに問題があるわけではなく、体の土台となる部分の働きが整っていないことが根本原因として存在しています。
腰痛が治らない人が共通して持っている体の特徴
腰痛を繰り返してしまう人には、ある共通点があります。
それは「体の崩れ」と「疲れが抜けない状態」が重なり、腰に過剰な負担がかかる体になっていることです。
体の崩れとは何か
体の崩れとは、骨盤のゆがみ、背骨のねじれ、重心の偏りなど、体が本来あるべき位置からズレてしまう状態を指します。
人間の体は毎日の生活習慣によって簡単に歪み、座り方ひとつ、歩き方ひとつでバランスを失っていきます。
体の崩れは誰にでも起きている
実は、体が完全に整っている人を探す方が難しいと言われています。
見た目は普通でも、ほぼ全員が体のどこかにズレやねじれを持っています。
こうした小さな崩れが積み重なり、長い時間をかけて腰痛の大きな要因へと変化していきます。
疲れが取れなくなると腰の痛みが強くなる理由
腰痛を引き起こすもう一つの大きな原因は、「疲れが抜けない状態」が続くことです。
寝ても疲れが取れない理由
多くの方が、睡眠をとれば疲れが取れると考えていますが、実際には
・睡眠が浅い
・脳が休めていない
・疲労を回復するエネルギーが不足している
などの理由で、眠っても疲れが減っていない人が多くいます。
睡眠中に脳がしっかり休むことで体の修復が行われるのですが、脳が疲れ切っているとこの働きが弱くなり、体そのものの疲労が溜まったまま朝を迎えてしまいます。
脳の疲れは全身のバランスを崩す
脳が回復しない状態が続くと、
・筋肉が休まらない
・体の動きが硬くなる
・体の働きが落ちる
という悪循環が起きます。
この結果、腰回りの筋肉が常に緊張したままになり、負担が増え、腰痛につながります。
腰痛が発生するまでの流れを理解すると改善が早くなる
腰痛は突然起きるものではなく、以下のような段階を経て悪化していきます。
1. 毎日の動きの癖が体のバランスを崩す
・片側の足に重心をかけて立つ
・ソファで猫背の姿勢になる
・長時間同じ姿勢のまま作業する
これらは体を歪ませる大きな原因です。
2. 筋肉の緊張が続いて疲労が溜まる
歪んだ状態が続くと、体のどこかに過剰な力が入り、慢性的な筋肉のこわばりが起こります。
この状態では、睡眠を取っても疲れが十分に抜けません。
3. 骨盤が歪みはじめ背骨にねじれが起きる
筋肉の緊張が続くことで、骨盤が開いたり傾いたりするようになります。
骨盤の位置が変わると背骨も影響を受け、全体のバランスがさらに崩れます。
4. 腰の痛みとして症状が現れる
最終的に、支える力の低下や疲労の限界が腰に集中し、
・立ち上がろうとした瞬間
・前かがみになったとき
・長く座っていた後
などに腰痛として現れます。
腰痛は“腰の問題だけを解決しても治らない”理由
腰痛は、腰だけの問題ではありません。
腰はあくまで体の動きを支える中心部分であり、他の部位の崩れの影響を最も受けやすい場所だからです。
腰だけ施術しても戻ってしまう仕組み
腰痛の根本改善には、
・骨盤
・背骨
・肩の位置
・首の角度
・足の重心
など、全身のバランスを整える必要があります。
腰だけをマッサージしたりストレッチをしても、他の部分が崩れたままではすぐ元に戻ってしまいます。
深い筋肉のこわばりは表面の施術では取れない
腰の痛みに関わる筋肉には、大腰筋や腸骨筋など深層筋があります。
これらは、体の奥で姿勢を支える筋肉なので表面から触っても緩みにくく、一般的なマッサージでは解消できないことが多いのです。
腰痛を根本から改善するために必要な3つの要素
腰痛を本気で改善したいのであれば、以下の3つが欠かせません。
1. 体全体の歪みを整えること
歪みが整うことで、
・筋肉の負担が軽くなる
・姿勢が安定する
・関節の動きがスムーズになる
などの変化が起きます。
これにより腰の負担が大幅に減ります。
2. 深い疲労を回復できる状態に戻すこと
脳がしっかり休める睡眠が取れるようになると、疲れが自然と減っていきます。
体の働きが回復し、腰痛を引き起こす緊張も和らぎます。
3. 体を支える力を取り戻すこと
歪みと疲労が整った状態で、
・立つ姿勢
・座る姿勢
・歩き方
が自然と良い形に変わると、腰の痛みは根本から改善され、再発しにくい体になります。
自宅でできる腰痛予防のポイント
日常の中でも、腰痛予防として取り入れられることはいくつかあります。
姿勢を整える意識を持つ
座るときは骨盤を立て、深く腰掛けること。
立つときは両足に均等に体重を乗せることで、腰の負担を減らせます。
足を組まない習慣をつける
足を組む癖は骨盤の歪みを促し、腰痛を悪化させます。
左右どちらか一方に体重が寄らないよう意識しましょう。
眠る前に体をゆるめる時間を作る
湯船に浸かる、深呼吸をするなど、脳と体の緊張を緩める習慣が睡眠の質を高めます。
腰痛に関するよくある質問
徳力整体院へ寄せられる質疑応答
腰痛はどれくらいで改善できますか?
個人差はありますが、体の働きが整い始めると数回で変化を感じる人もいます。
慢性の人でも、バランスと疲労の改善で根本から変わることが可能です。
運動はしたほうがいいですか?
運動は悪くありませんが、体が整ってからのほうが効果的です。
歪んだまま運動すると負担が増えることもあります。
ぎっくり腰は予防できますか?
はい。体の働きと疲労の回復ができていれば、急激な動作でも負担が集中しにくくなり、予防につながります。
腰痛を改善したい人へ伝えたいこと
腰痛は「年だから…」と諦める必要はありません。
体が持つ本来の働きを取り戻すことで、腰の痛みは軽くなり、再発しにくくなります。
体の崩れや疲労の蓄積は誰にでも起きますが、適切なアプローチをすれば必ず変化が現れます。
腰痛に悩まされない日常を取り戻すためには、原因そのものを整えることがもっとも重要です。

